アングリー・キッド
text:t.i
11月10日(月)、タワーレコード新宿店において、フードファイト元全米チャンピオンの小林尊さんが、お笑い芸人・サバンナの高橋茂雄さんとフードバトルを行いました。実はこのイベント、あるアニメーションDVDの発売記念イベントだったのです。そのアニメーションの名前は『アングリー・キッド』。「ウォレスとグルミット」などで知られるイギリス名門スタジオ、アードマン・アニメーションズが製作した、ちょっとおバカな少年の日常を描いたイギリスで超人気のアニメーションです。2000年にはなんと、あのカンヌ国際映画祭ベストショートフィルム部門で最高賞にもノミネートされました。
このイベントが決まったのは、約1ヶ月前。『アングリー・キッド』の日本語版吹き替えをご担当頂いたサバンナ高橋さんに『アングリー・キッド』になりきって、「何かに挑戦して頂く」という企画があがりました。主人公のアングリーが車内でチョコレートとコーラを食べ過ぎて車酔いするという第1話のストーリーにちなんで高橋さんに大食いを挑戦して頂く。さらに、どうせ挑戦して頂くならその道のチャンピオンに対決を挑んだら面白いのでは?!と考え、サニーサイドアップでマネジメントをしている小林さんに白羽の矢が立ったというわけです。思い立ったはいいものの、よくよく聞いてみると小林さんは近年、国内でイベント出演などは行っていないとのこと。アメリカのホットドッグ早食い選手権『ネイサンズ』を6連覇など、海外で輝かしい成績を収めてから一度も国内でフードバトルを披露していないとのことでした。そんな中、おバカアニメーションのプロモーションイベントに果たして、ご出演頂けるかどうか分からずにマネージャーO氏へオファーを依頼しました。
数日後、マネージャーと小林さんの打ち合わせに急遽、呼び出され、イベントの趣旨などを説明しました。最初は『アングリー・キッド』のアニメーションをご覧頂きましたが、おバカアニメーションですから少し戸惑っていらっしゃいました。それでも説明を進めていると面白いと思っていただけたのか、快く快諾いただきました。その後、台湾で大食いに関わる事故などが発生したこともあり、イベントまで何度も小林さんと「何をどうたべるか」について話合い、最終的にのどにつまらせることがなく、食べやすい「チョコプリン」を食べて頂くことになりました。
「チョコプリン」に決まったのがイベントの数日前。そこからスタッフHさん、Nさんなどのご協力により「チョコプリン」や容器を120個ご用意いただきました。さらに困ったことにこの「チョコプリン」は、常温で保管をしていると“とろけてしまう”という問題点が発覚しました。小林さんがどれくらい食べるかも想像がつかないなか、イベントの直前までクーラーボックスで冷やし、素早く容器に移し替えるという段取りが必要となりました。何度も「チョコプリン」を移し変え、時間を計ったり入念な準備を行いました。
イベント当日15時から最終の打ち合わせを行いました。16時過ぎから会場の設営が始まり、メディアの方を対応するOくん、Sくんは報道受付直前まで、リハーサルなどを行いました。同時にチョコプリンが搬入され、舞台裏ではTさん、Nさんは詰め替え作業に追われています。17時にはゲストの高橋さん、小林さんが会場入り、Kさんを中心にイベント進行の最終確認を行いました。当然、その中には「チョコプリン」を運び込む作業も含まれます。イベント進行に支障をきたすわけにはいきませんので、入念な確認を行いました。そうこうしているうちに18時のイベント開始が迫り、報道関係者、一般来場者の方々も会場に多数集まって頂きました。緊張のなか、進行を仕切るKさんの合図でイベントがスタート。
フードバトルでは、高橋さんが4分間で5個、小林さんは3分間で28個と小林さんの圧勝で幕を引きました。イベント全体も無事終了し、翌日からスポーツ紙、WEBなどを中心に多数、報道露出頂きました。
実は今回のイベント、ほとんどPR本部スタッフのみで実現いたしました。普段、イベントにはPR対応という形で関わるのが通常ですが、今回、事前準備、舞台裏なども含めてイベント制作にも携わったということです。きっとイベント制作の方々から見ると当たり前のことのように聞こえますが、ほとんどのスタッフが普段、見てはいるものの実際に行ったことがない作業ばかりで、きっと自分をはじめ、全員が緊張しながら本番を迎えたと思います。普段、慣れない事をしたため、緊張や苦労もいろいろありましたが、自分たちで作り上げたという達成感もあり、初めての経験をさせて頂き、終わってみれば楽しいイベントでした。
入社して7年目になりますが、昨年まではマネジメント本部に在籍していて、ゲストのマネージャーという形でしかイベントに接していませんでした。しかしPRの立場や今回のように制作側の立場を経験してみての感じたのは、自分が本番の緊張感が好きだということです。何度もこなしていると当たり前になってくることもありますが、今回のように普段、やったことのないことをすると当たり前のことでも楽しく感じることができるということを改めて発見しました。
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